体力のピークは何歳? 握力は30〜40代、反復横とびは10代後半 スポーツ庁の調査から
2026年10月20日
学校で受けた体力テスト。大人になった今、もう一度受けたらどれくらいの記録が出るでしょうか。スペック診断で使っているスポーツ庁「体力・運動能力調査」(令和7年度)の年齢別の平均値から、種目ごとに「いちばん記録がよい年齢」を調べました。
種目ごとのピーク年齢
| 種目 | 男性のピーク | 女性のピーク |
|---|---|---|
| 握力 | 30〜34歳(45.8kg) | 40〜44歳(28.1kg) |
| 反復横とび | 19歳(58.3点) | 18歳(48.7点) |
| 上体起こし | 17歳(30.2回) | 14歳(23.6回) |
| 長座体前屈 | 17歳(51.4cm) | 14歳(50.4cm) |
| 立ち幅とび | 17歳(228.8cm) | 14歳(173.9cm) |
| 20mシャトルラン | 14歳(89.7回) | 13歳(53.9回) |
※スペック診断で使っている12〜79歳(種目によっては12〜64歳)の範囲での平均値です。調査では20歳以上は5歳きざみで集計されています。
握力だけは大人になってから伸び続ける
ほとんどの種目は10代でピークを迎えますが、握力だけはちがいます。男性の握力の平均は、12歳の24.4kgから17歳で40.7kgまで伸び、20代でさらに上がって30〜34歳の45.8kgが最も高くなります。40代までは45kg台を保ち、50代から少しずつ下がります。75〜79歳でも35.7kgで、これは15歳(37.0kg)に近い数字です。
女性の握力は、14歳で25kgを超えたあと、ゆっくり伸び続けて40〜44歳の28.1kgがピークでした。12歳と40代の差は約6kgで、男性ほど大きくは変わりません。そのかわり、年をとってからの下がり方もゆるやかで、75〜79歳でも22.6kgあります。
すばやさと持久力は10代がピーク
20mシャトルラン(持久力)は、男性が14歳、女性が13歳でピークでした。中学生のころは、部活動や体育の授業で体を動かす時間が長いことも関係していそうです。反復横とび(すばやさ)は18〜19歳、立ち幅とび(瞬発力)や上体起こし(筋持久力)は男性が17歳、女性が14歳でピークです。上体起こし・長座体前屈・立ち幅とびでは、女性は男性より3年早くピークを迎えています。
大人の体力は「握力」で比べるのが公平
スペック診断の体力の項目では、同じ性別・同じ年齢の人と比べて上位何%かを計算しています。10代の記録と比べると落ちこみたくなりますが、同じ年代の中での位置で見れば話は別です。とくに握力は大人になっても伸びる種目で、年代ごとの差も小さいので、大人どうしで体力を比べるのに向いています。握力計があれば、ぜひスペック診断で測ってみてください。
この記事の数字について
スポーツ庁「令和7年度 体力・運動能力調査」の年齢別の平均値(表1-1〜1-3)をもとに、当サイトで種目ごとの最大値を探しました。数字は調査に参加した人の平均で、一人ひとりの体力の伸び方を追ったものではありません(ちがう年齢の人を同じ年に比べた数字です)。