合格実績を集計してわかった「関東と関西のちがい」 収録60校の数字から
2026年10月20日
高校当てクイズでは、各高校が公式サイトで発表している2026年春の大学合格者数(既卒生を含む延べ人数)を使っています。この記事では、2026年10月20日時点で収録している17都道府県の60校の数字を集計して、どんな傾向があるのかを調べました。クイズで高校を当てるときのヒントにもなります。
※収録校は少しずつ増えているため、この記事の数字は10月20日時点の60校のものです。合格者数は学校の良し悪しを決めるものではありません。
60校の内訳
60校のうち、私立が30校、公立が27校、国立大学の附属校が3校です。男子校が19校、共学が38校、女子校が3校。都道府県別では東京都が21校でいちばん多く、神奈川県と大阪府が6校、京都府が5校、愛知県と兵庫県が4校と続きます。
関東の高校と関西の高校で、合格先がはっきり分かれる
関東(東京・神奈川・千葉・茨城・栃木)の32校と、関西(大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀)の18校で、1校あたりの合格者数の平均を比べました。
| 大学 | 関東32校の平均 | 関西18校の平均 |
|---|---|---|
| 東京大 | 39.1人 | 17.1人 |
| 京都大 | 7.9人 | 46.1人 |
| 早稲田大 | 130.4人 | 19.6人 |
| 関関同立 | 5.1人 | 324.9人 |
| 国公立医学部 | 23.0人 | 36.9人 |
※平均は、その項目の数字を公表している学校だけで計算しました(関関同立は関東16校・関西16校、国公立医学部は関東24校・関西15校)。
いちばん差が大きいのは私立大学です。関東の高校は早稲田大に1校平均130人の合格者を出していますが、関西の高校では20人ほど。反対に、関西の高校の関関同立(関西大・関西学院大・同志社大・立命館大)の合格者は1校平均325人で、関東の高校の60倍以上です。国公立医学部も、関西の高校のほうが1校あたりの合格者が多くなっています。
「その他旧帝大」は地元の大学が強い
北海道大・東北大・名古屋大・大阪大・九州大の合格者の合計(その他旧帝大)が多い学校を見ると、上位は岡崎高校(116人)、札幌南高校(108人)、明和高校(107人)、熊本高校(97人)、天王寺高校(83人)、東海高校(80人)でした。
岡崎・明和・東海は愛知県、札幌南は北海道、熊本は熊本県、天王寺は大阪府の高校です。それぞれ名古屋大・北海道大・九州大・大阪大という地元の旧帝国大学への進学が多いと考えられます。クイズで「その他旧帝大」の数字が東大・京大より大きい学校が出てきたら、東京・京都以外の地方の公立高校を思い浮かべると当たりやすくなります。
東大の合格者数は私立が多め
東大の合格者数を設置者ごとに平均すると、私立30校が40.1人、国立附属3校が44.3人、公立27校が14.2人でした。60校の東大合格者の合計は1,721人で、そのうち私立が1,204人と7割を占めます。1位は開成高校の198人で、灘高校(95人)、聖光学院高校(93人)、筑波大学附属駒場高校(89人)、渋谷教育学園幕張高校(82人)と続きます。
一方、早稲田大・慶應義塾大・東京理科大・明治大などの私立大学では、公立高校も上位に入ります。明治大は湘南高校(237人)、東京理科大は船橋高校(229人)が1位です。
非公表の項目にもヒントがある
学校によっては、一部の大学の人数を発表していません。60校のうち、関関同立を発表していないのは19校、国公立医学部は15校でした。関東の32校のうち半分の16校は関関同立の人数を出していません。早稲田大・慶應義塾大を出していないのは、北海道の札幌南高校と大阪府の清風南海高校の2校だけでした。クイズで「非公表」と出た項目は、その学校がどの地域の大学をおもな進学先と考えているかのヒントになります。
この記事の数字について
数字は各高校が公式サイトで公表した2026年春の大学入試の合格者数(既卒生を含む延べ人数)です。大学の分け方は、このサイトについてに書いたルールでそろえています。集計は当サイトで行いました。正確な数字は各高校の発表をご確認ください。