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政令指定都市の171区を比べてみた いちばん人が多い区、密集している区、増えている区

2026年10月21日

住みたい街診断では、駅がある街のデータとして、横浜市や大阪市のような政令指定都市を「市」ではなく「区」ごとに使っています。同じ市の中でも、都心の区と郊外の区では、街のようすがまったくちがうからです。この記事では、2025年国勢調査の確定値で、20の政令指定都市にある171の区を比べてみました。

人口がいちばん多い区・少ない区

171区の中で人口がいちばん多いのは、静岡県の浜松市中央区(591,034人)でした。浜松市は2024年に区を7つから3つにまとめ直したため、中央区はひとつの区としてはとても大きくなっています。2位は横浜市港北区(363,598人)、3位は福岡市東区(339,502人)です。

反対に、人口がいちばん少ないのは浜松市天竜区(23,642人)、次が京都市東山区(35,127人)、堺市美原区(35,836人)でした。いちばん多い区と少ない区では、25倍もの差があります。

人口密度の1位は大阪市西区

1km²あたりの人口がいちばん多い区は大阪市西区(22,139人)で、上位5区はすべて大阪市でした。

順位区人口密度(人/km²)
1大阪市西区22,139
2大阪市城東区20,211
3大阪市浪速区19,897
4大阪市東成区19,674
5大阪市阿倍野区18,781

いちばん低いのは浜松市天竜区(1km²あたり25人)で、札幌市南区(201人)、静岡市葵区(222人)が続きます。天竜区や葵区は、市町村合併で山あいの地域まで市に入ったため、区の大部分が山林です。同じ「政令指定都市の区」でも、大阪市西区と浜松市天竜区では、人口密度が約900倍ちがいます。

5年で人口が増えた区・減った区

2020年から2025年の5年間で人口がいちばん増えた区は、大阪市浪速区(+15.7%)でした。名古屋市中区(+15.5%)、大阪市中央区(+14.9%)、大阪市西区(+9.0%)、名古屋市東区(+7.3%)と、大阪市と名古屋市の都心の区が上位を占めます。都心にマンションが増え、街なかに住む人が増えていることがわかります。

いちばん減ったのは浜松市天竜区(−11.5%)で、堺市南区(−7.8%)、新潟市西蒲区(−7.7%)、名古屋市港区(−7.3%)、北九州市門司区(−7.0%)が続きました。

一人暮らしが多い区

1世帯あたりの人数がいちばん少ないのも大阪市浪速区(1.29人)で、名古屋市中区(1.41人)、大阪市西成区(1.45人)が続きます。人口5,000人以上の全国の地域で比べても、ここに東京都新宿区(1.50人)、大阪市中央区(1.51人)を加えた5つが、1世帯の人数が少ない上位です。都心の区は、一人暮らしの人が多い街だといえます。住みたい街診断で「一人暮らし」を選ぶと、こうした区の駅が候補に入りやすくなります。

駅がいちばん多いのは富山市

区だけでなく全国の地域で、駅(路面電車の停留場を含む)がいちばん多いのは富山県の富山市(74駅)でした。高知市(67駅)、松山市(60駅)、鹿児島市(54駅)と、路面電車が走る県庁所在地が上位に並びます。住みたい街診断の「駅のまわり」の質問は、駅の数ではなく、駅ごとの1日の利用者数で比べています。路面電車の停留場は1つひとつの利用者が少ないので、「駅前がにぎやか」を選ぶと、大都市の大きな駅のほうが上位に出ます。

なお、このデータで駅がない地域は490地域あり、合わせて約651万人が住んでいます(ほかの線とつながっていない路線、たとえば沖縄都市モノレール(ゆいレール)の駅はデータに入っていないため、那覇市など実際には駅がある地域もふくまれます)。

この記事の数字について

人口・面積・世帯は総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計」第1-1表(2026年9月29日公表の確定値)、駅は国土交通省「国土数値情報(鉄道データ・駅別乗降客数データ)」2024年度をもとに、当サイトで計算しました。人口密度は人口÷面積、1世帯の人数は一般世帯人員÷一般世帯数です。

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