人口がいちばん少ない市区町村はどこ? 1,000人未満の45町村を2025年国勢調査で見る
2026年10月20日
日本でいちばん人口が多い市区町村は横浜市の375万人。では、いちばん少ないのはどこでしょうか。2025年国勢調査の確定値で、全国1,741市区町村を人口の少ない順に並べました。
人口の少ない市区町村 トップ12
| 順位 | 市区町村 | 人口(2025年) | 面積(km²) |
|---|---|---|---|
| 1 | 東京都青ヶ島村 | 168人 | 5.95 |
| 2 | 福島県双葉町 | 211人 | 51.42 |
| 3 | 沖縄県渡名喜村 | 233人 | 3.87 |
| 4 | 奈良県野迫川村 | 289人 | 154.90 |
| 5 | 東京都御蔵島村 | 294人 | 20.39 |
| 6 | 新潟県粟島浦村 | 303人 | 9.78 |
| 7 | 東京都利島村 | 304人 | 4.04 |
| 8 | 高知県大川村 | 336人 | 95.27 |
| 9 | 長野県平谷村 | 353人 | 77.37 |
| 10 | 和歌山県北山村 | 356人 | 48.20 |
| 11 | 鹿児島県三島村 | 361人 | 31.39 |
| 12 | 奈良県上北山村 | 375人 | 274.22 |
1位の青ヶ島村は、伊豆諸島のいちばん南にある有人島の村で、人口は168人。横浜市の約2万2千分の1です。日本でいちばん人口が少ない市区町村として知られています。
「島の村」と「山の村」
上位12のうち、半分は島の村です。青ヶ島村・御蔵島村・利島村(いずれも東京都の伊豆諸島)、渡名喜村(沖縄県)、粟島浦村(新潟県)、三島村(鹿児島県)は、村全体が島か島々でできています。面積も小さく、利島村は4.04km²、渡名喜村は3.87km²しかありません。
残りのうち5つは山の村です。野迫川村・上北山村(奈良県)、大川村(高知県)、平谷村(長野県)、北山村(和歌山県)は、山あいにあって面積は広く、人口がまばらです。北山村は、和歌山県なのに奈良県と三重県に囲まれた「飛び地」の村として知られています。
2位の双葉町は事情が違います。東日本大震災の原発事故で全町が避難し、2020年の調査では人口が0人でした。2022年に町の一部で避難指示が解除され、2025年は211人になりました。
1,000人未満は45町村、1万人未満は565市町村
人口1,000人未満の市区町村は全国に45あります。都道府県別では長野県が8でいちばん多く、沖縄県6、奈良県5と続きます。人口1万人未満まで広げると565市町村。全体の約3分の1にあたりますが、そこに住む人は合わせて約259万人で、日本の人口の2.1%です。
小さな町村ほど、5年間の人口の減り方も大きくなっています。
| 2025年の人口 | 市町村の数 | 5年間の増減率(合計) |
|---|---|---|
| 1,000人未満 | 44 | −12.4% |
| 1,000〜5,000人 | 275 | −10.5% |
| 5,000〜1万人 | 245 | −9.4% |
| 1万人以上 | 1,176 | −2.3% |
※双葉町は2020年の人口が0人のため、この表には入れていません(1,000人未満は45町村のうち44で計算)。
1万人以上の市区町村では5年で2.3%の減少ですが、1,000人未満では12.4%。8人に1人ほどの割合で人口が少なくなっています。
面積はとても広い村も
人口1,000人未満の町村の中には、面積が大きなところもあります。いちばん広いのは福島県の檜枝岐村(390.46km²)、次が山梨県の早川町(369.96km²)、長野県の王滝村(310.82km²)。檜枝岐村の面積は、東京23区の合計(約627km²)の6割ほどになります。
人口クイズの「4択」や都道府県別の出題では、こうした小さな町村も出てきます。島の村か、山の村か、を思い浮かべると、人数の見当がつけやすくなります。
この記事の数字について
人口・面積は総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計」第1-1表(2026年9月29日公表の確定値)、5年間の増減は同じ表の「2020年の人口(組替)」から当サイトで計算しました。島や地域の説明は、一般に知られている地理の事実にとどめています。