政令指定都市20市の人口ランキングと5年間の変化(2025年国勢調査)
2026年10月20日
政令指定都市は、人口50万人以上で政令により指定された市で、2025年時点で全国に20市あります。区を置き、都道府県の仕事の一部を自分たちで行う、大きな都市のグループです。20市を合わせた人口は2,766万5,291人で、日本の人口の22.5%、約4.4人に1人が政令指定都市に住んでいます。
この記事では、2025年国勢調査の確定値をもとに、20市の人口・5年間の増減・人口密度を並べて比べました。
20市の人口ランキング
| 順位 | 市 | 人口(2025年) | 5年間の増減率 | 人口密度(人/km²) |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 横浜市 | 3,750,952 | −0.70% | 8,559 |
| 2 | 大阪市 | 2,805,371 | +1.92% | 12,450 |
| 3 | 名古屋市 | 2,345,186 | +0.56% | 7,184 |
| 4 | 札幌市 | 1,961,996 | −0.58% | 1,750 |
| 5 | 福岡市 | 1,662,793 | +3.13% | 4,841 |
| 6 | 川崎市 | 1,559,571 | +1.39% | 10,909 |
| 7 | 神戸市 | 1,494,997 | −1.98% | 2,684 |
| 8 | 京都市 | 1,430,062 | −2.30% | 1,727 |
| 9 | さいたま市 | 1,344,865 | +1.57% | 6,185 |
| 10 | 広島市 | 1,171,915 | −2.40% | 1,293 |
| 11 | 仙台市 | 1,096,146 | −0.05% | 1,394 |
| 12 | 千葉市 | 994,846 | +2.04% | 3,661 |
| 13 | 北九州市 | 903,592 | −3.77% | 1,835 |
| 14 | 堺市 | 802,648 | −2.85% | 5,357 |
| 15 | 浜松市 | 765,254 | −3.22% | 491 |
| 16 | 新潟市 | 759,139 | −3.82% | 1,046 |
| 17 | 熊本市 | 730,882 | −1.08% | 1,872 |
| 18 | 相模原市 | 718,908 | −0.91% | 2,186 |
| 19 | 岡山市 | 707,387 | −2.39% | 895 |
| 20 | 静岡市 | 658,781 | −4.99% | 467 |
増えたのは6市、減ったのは14市
5年前より人口が増えたのは、福岡市(+3.13%)、千葉市(+2.04%)、大阪市(+1.92%)、さいたま市(+1.57%)、川崎市(+1.39%)、名古屋市(+0.56%)の6市でした。東京に近い千葉市・さいたま市・川崎市と、地方の中心である大阪市・名古屋市・福岡市です。
残りの14市は減っています。減り方が大きいのは静岡市(−4.99%)、新潟市(−3.82%)、北九州市(−3.77%)、浜松市(−3.22%)でした。静岡市は20市の中で人口がいちばん少なく、70万人を下回っています。政令指定都市の目安とされる人口よりは多いものの、20市の中では人口の差が大きく開いています。
仙台市(−0.05%)はほぼ横ばいです。5年で減ったのは約500人で、人口110万人の街としてはごくわずかな変化です。
人口密度は25倍以上の差
同じ政令指定都市でも、街の広さはまったく違います。人口密度がいちばん高いのは大阪市(1km²あたり12,450人)、次が川崎市(10,909人)。いちばん低い静岡市(467人)や浜松市(491人)とは25倍以上の差があります。
静岡市・浜松市は、市町村合併で山あいの地域まで市に入ったため、市の面積がとても広くなっています。市の中に、ビルが並ぶ中心部と、人の少ない山の地域が両方ある形です。一方、大阪市や川崎市は、ほぼ市全体が街なかです。人口クイズで「どっちが多い?」と聞かれたとき、地図で見た広さで考えるとまちがえやすいのはこのためです。
横浜市は大阪市より100万人近く多い
1位の横浜市(375万人)は、2位の大阪市(281万人)より約95万人多く、山形県の人口(約99万人)に近いほどの差があります。ただし5年間の動きは逆で、横浜市は約2万6千人減り、大阪市は約5万3千人増えました。この流れが続けば差は少しずつ縮まりますが、5年間で縮んだのは8万人ほどなので、順位が入れ替わるのはずっと先です。
この記事の数字について
人口と面積は総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計」第1-1表(2026年9月29日公表の確定値)です。増減率は2020年の人口(2025年の境界で組み替えた値)と比べて計算し、人口密度は人口を面積で割って計算しました。各市の区ごとの人口は、区別人口のページ(横浜市の例)で見られます。