外食にお金を使うのは8月がいちばん 家計調査で見る月ごとの外食
2026年10月30日
今日の外食チェーン診断では、結果のお店ごとに「その料理の外食に、二人以上の世帯が1年でいくら使っているか」を添えています。もとにしているのは総務省「家計調査」です。この調査は月ごとの数字も出しているので、外食がいつ増えて、いつ減るのかを調べてみました。
外食全体:8月がいちばん、2月がいちばん少ない
家計調査の「一般外食」(食事代・喫茶代・飲酒代の合計。学校給食はふくまない)は、2024年の1年で179,992円、月平均で約15,000円でした。月ごとに見ると、いちばん多いのは8月の18,529円、いちばん少ないのは2月の12,988円で、約1.4倍の差があります。
| 月 | 一般外食 | 月 | 一般外食 |
|---|---|---|---|
| 1月 | 14,309円 | 7月 | 14,857円 |
| 2月 | 12,988円 | 8月 | 18,529円 |
| 3月 | 16,065円 | 9月 | 14,790円 |
| 4月 | 13,755円 | 10月 | 14,439円 |
| 5月 | 14,534円 | 11月 | 15,586円 |
| 6月 | 13,958円 | 12月 | 16,182円 |
二人以上の世帯・1世帯あたり。
2月が少ない理由の1つは、日数が少ないことです。2024年の2月は29日でした。1日あたりにならすと、2月は約448円、1月は約462円で、差はかなり小さくなります。それでも8月は1日あたり約598円で、ほかの月よりはっきり多くなっています。お盆休みや夏休みで、家族そろって出かける機会が増えるためと考えられます。3月と12月が多いのも、春休み・年度末や年末の集まりと重なる時期です。
料理ごとに見ても、ほとんどが8月にいちばん多い
外食を料理の種類に分けると、12品目のうち11品目が8月に1年でいちばん多くなりました。8月と2月の差がとくに大きいのは、次の品目です。
| 品目 | 8月 | 2月 | 8月÷2月 |
|---|---|---|---|
| 喫茶代 | 1,104円 | 691円 | 1.60倍 |
| すし(外食) | 1,716円 | 1,080円 | 1.59倍 |
| 洋食 | 1,476円 | 936円 | 1.58倍 |
| 日本そば・うどん | 784円 | 499円 | 1.57倍 |
| 和食 | 2,786円 | 1,964円 | 1.42倍 |
| 中華そば | 877円 | 646円 | 1.36倍 |
| 焼肉 | 936円 | 701円 | 1.34倍 |
| ハンバーガー | 630円 | 506円 | 1.25倍 |
| 中華食 | 480円 | 411円 | 1.17倍 |
季節による差が小さいのは、中華食(ぎょうざ・中華料理など)とハンバーガーでした。ハンバーガーは10月が1年でいちばん少なく(470円)、8月と9月が多い(630円・603円)という形です。日本そば・うどんは、冷たいそばやうどんが食べたくなる夏に増えると考えると、わかりやすいかもしれません。
飲酒代だけは12月、学校給食は8月が少ない
一般外食の中で8月がいちばんにならなかったのは、飲み会などの「飲酒代」だけです。飲酒代は12月が2,035円で1年でいちばん多く、11月(1,791円)と8月(1,804円)が続きます。忘年会の季節がそのまま数字に出ています。一般外食とは別の項目の「学校給食」は、8月が385円、3月が393円と少なく、5月(814円)がいちばん多くなっていました。夏休みと春休みで給食のない日が多いためです。
このデータを見るときの注意
- 二人以上の世帯の全国平均です。ひとり暮らしの世帯の外食は入っていません。
- 外食をしない世帯もふくめた平均なので、「外食をした人が1回に使う金額」とはちがいます。1回あたりの金額は、別の記事で計算しています。
- 2024年1年分の数字です。値上げなどで、年によって金額は変わります。
今日の外食チェーン診断では、結果のお店の料理に近い品目の年間支出を表示しています。どの品目にどのチェーンを当てはめたかは、「データと計算のしかた」に載せています。
出典:総務省統計局「家計調査」家計収支編 二人以上の世帯 2024年 年報 第5表(品目別支出金額の月別)。1日あたりの金額などの計算は当サイト。