外食1回にいくら払っている? 家計調査の「購入頻度」から計算した料理ごとの金額
2026年10月30日
外食にかかるお金は、「何回行くか」と「1回にいくら払うか」のかけ算です。総務省「家計調査」は、品目ごとの年間支出に加えて、100世帯あたり1年に何回買ったか(購入頻度)も出しています。この2つを使うと、料理の種類ごとに「1回の外食でいくら払っているか」を計算できます。
計算のしかた
1回あたりの金額 = 1世帯あたりの年間支出 ÷(100世帯あたりの購入頻度 ÷ 100)。たとえば「日本そば・うどん」は、年間支出が7,511円、購入頻度が100世帯あたり768回(1世帯あたり年7.7回)なので、1回あたり約978円になります。使ったのは、家計調査(二人以上の世帯)2024年の数字です。
料理ごとの「年に何回」と「1回いくら」
| 品目 | 年間支出 | 1世帯あたり年に何回 | 1回あたり |
|---|---|---|---|
| 和食 | 27,109円 | 19.1回 | 1,417円 |
| すし(外食) | 16,235円 | 7.3回 | 2,227円 |
| 洋食 | 13,354円 | 7.4回 | 1,797円 |
| 中華そば | 8,663円 | 7.1回 | 1,218円 |
| 焼肉 | 8,498円 | 1.8回 | 4,644円 |
| 日本そば・うどん | 7,511円 | 7.7回 | 978円 |
| ハンバーガー | 6,466円 | 6.5回 | 989円 |
| 中華食 | 5,032円 | 3.8回 | 1,342円 |
| 他の麺類外食 | 3,062円 | 2.2回 | 1,424円 |
| 他の主食的外食 | 55,705円 | 23.7回 | 2,346円 |
| 喫茶代 | 9,839円 | 14.8回 | 666円 |
| 飲酒代 | 18,520円 | 4.8回 | 3,874円 |
| 一般外食の合計 | 179,992円 | 106.2回 | 1,695円 |
総務省統計局「家計調査」2024年(二人以上の世帯)。1回あたりの金額は当サイトの計算。
いちばん回数が多いのは和食、1回の金額が高いのは焼肉
回数で見ると、和食が年19.1回で、料理の名前がついた品目の中ではいちばん多くなりました。このサイトでは、牛丼・定食・天丼のチェーンをこの「和食」の品目とくらべています。そのあとに、そば・うどん(7.7回)、洋食(7.4回)、すし(7.3回)、中華そば(7.1回)、ハンバーガー(6.5回)が、どれも年7回前後で並んでいます。
1回あたりの金額は、焼肉が4,644円でいちばん高く、すし(2,227円)、洋食(1,797円)が続きます。焼肉は年1.8回と回数が少ないぶん、1回の金額が大きいという形です。反対に、そば・うどん(978円)とハンバーガー(989円)は、1回あたり約1,000円と手軽でした。喫茶代は1回666円で、年14.8回と回数の多さが目立ちます。
「1回あたり」は1人分ではない
ここで計算した金額は、世帯が1回の外食で払った金額です。家族3人で行けば3人分がふくまれ、ひとりで行けば1人分です。そのため、1人あたりの値段とは直接くらべられません。たとえば、そば・うどんの1回978円は、1人で行く人と家族で行く人をならした数字です。
今日の外食チェーン診断では、お店ごとに「1人あたりの予算の目安」(たとえば、うどん・そばのチェーンは400〜900円ほど)を出していますが、これは当サイトが決めた大まかな帯で、家計調査の数字とは別のものです。正確な値段は、各チェーンの公式サイトで確かめてください。
「他の主食的外食」とは
年間支出がいちばん大きいのは「他の主食的外食」(55,705円・年23.7回)でした。家計調査では、そば・うどん、中華そば、すし、和食、中華食、洋食、焼肉、ハンバーガーのどれにも当てはまらない食事代がここに入ります。いろいろな料理を出すお店での食事などがふくまれるため、1つの料理にしぼれない外食がかなり多いことがわかります。
このデータを見るときの注意
- 年に何回は、外食をしない世帯もふくめた平均です。よく行く世帯とあまり行かない世帯の差は、この数字からはわかりません。
- 二人以上の世帯の全国平均で、ひとり暮らしの世帯は入っていません。
- 品目の分け方は家計調査のもので、チェーンの分類とは一致しないことがあります。診断でどのチェーンをどの品目にくらべたかは「データと計算のしかた」に載せています。
出典:総務省統計局「家計調査」家計収支編 二人以上の世帯 2024年 年報 第5表(品目別支出金額・購入頻度)。1回あたりの金額の計算は当サイト。